大分大学 医学部
内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
講師
副診療科長
加隈 哲也
研究概要
これまで肥満遺伝子として単離されたレプチンと、熱産生に関わるUncoupling protein(UCP)の機能解析を中心に、肥満症・糖脂質代謝異常症の成因と治療を模索することをテーマに研究してきました。最近では、膵β細胞特異的TNFα過剰発現マウスを用いて、膵臓のランゲルハンス島と末梢のインスリン感受性臓器、さらに視床下部の3点において、臓器間ネットワークを意識しながら、膵β細胞機能と糖尿病ならびに肥満症の発症について検証する実験を行っています。肥満症の成因における中枢性摂食調節、自律神経を介した調節、また末梢臓器における機能連関に興味があり、肥満症に合併する代謝異常症の治療につなげていければと考えております。
研究テーマ及び得意とする技術
・生活習慣病治療薬の多面的作用の検討
・メタボリックシンドローム、肥満症患者への行動療法の適応とその生物学的根拠に関する研究
・体重測定の習慣化と肥満糖尿病の予防・改善について
・膵β細胞特異的TNFα過剰発現マウスの解析
産学連携の実績及び研究提案等
・豊後高田市国保ヘルスアップ事業「メタボリックシンドローム克服へ向けた取り組み」
キーワード
肥満症の成因・体重測定習慣・行動療法
専門分野
内分泌代謝学、糖尿病、肥満症
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