次世代医療機器連携拠点整備等事業

なぜ今医療機器なのか

大分大学は厚生労働省の事業である「国産医療機器創出促進基盤整備等事業」に採択され、医療現場での医療機器開発、および医療機器開発に携わる人材の育成・啓蒙活動に取り組んでおります。

医療機器開発には、医療上の課題解決への要望事項を抱いている臨床現場と、実際に医療機器の研究開発と産業化を担っている産業界とが連携に努め、医療ニーズを満たす医療機器の実用化に取り組むことが必要です。しかしながら、わが国における現状は、必ずしも十分な効果が上がっているとは言えません。

医療ニーズを満たす医療機器の実用化は、医療の発展そのものに寄与するものであることから、医療機関と医療機器企業との連携を効果的に進める必要があります。その鍵を握るのは、医療機器の研究開発を担う人材です。

国産医療機器創出促進基盤整備等事業は、医療機関における医療機器の開発人材を育成することを通じて、医療機器開発を担う医療機関の体制を整備し、国内外の医療ニーズを満たす医療機器開発の推進を図るものです。

日本の医療機器市場は、2004年以降9年連続で2兆円超の規模で推移しており、2012年 には約2.6兆円で過去最大となり、長期的に安定した市場といえます。

日本の医療機器産業の市場規模

しかしながら、医療機器の輸出入においては、大幅な輸入超過が続いている現状です。

医療機器の国内売上高に占める輸入額の推移

高齢化が進み、世界での医療機器需要も高まっていることから、医療機器はさらなる市場拡大が見込まれます。日本のものづくり企業にとって医療機器分野への参入はビジネスチャンスであり、ひいては、川下産業・企業を含む地域経済の活性化及び日本の医療機器産業のイノベーションの向上にもつながると期待されているのです。

我々、大分大学の取り組み

医療ビジネス研修会の実施

  1. 医の倫理、順守事項、臨床研究の在り方
  2. ビジネス概観、薬事、保険償還制度ならびに戦略
  3. 医療機器ビジネスにおけるビジネスプラン
  4. ニーズに基づいた医療機器開発
  5. 品質管理、製造管理、設計管理
  6. 知的財産管理と保護

国産医療機器創出促進基盤整備等事業研修会のご案内

ニーズ探索交流会の実施

国立大学法人大分大学医学部キャンパス内にて年2回開催

  • 第一部 臨床現場の見学会
  • 第二部 情報交換の交流会

国産医療機器事業案内5.7

個別臨床現場実習の実施

臨床現場での実習(見学・研修・調査・ヒアリング等)を希望する企業に対し、時期・期間を問わず、臨床現場での見学・研修を可能とするプログラム。
医療機器開発研修生規程
個人情報保護に関する誓約書
受入れに関する手引き

セミナーの開催

毎年度末に事業実績のまとめとして、医療機器開発人材の交流及び発掘のためのセミナーを開催します。日本全体で医療機器開発にさまざまな分野からの視点で携わり、広い知見を有する人材、グローバルなニーズ調査、市場開拓に携わった人材などを招請し、交流会を開催、今後の医療機器開発へ向けた知見を得るためのセミナーを目指す。

CENSNET(ニーズ・シーズマッチングサイトの運営)

本サイト( https://censnet.org )のことです。

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お問い合わせ先

ご不明点・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは、医療機器開発に関するものをお送りください。

疾病、診断の相談は受け付けておりません。