東九州メディカルバレー構想

東九州メディカルバレー構想について

大分県から宮崎県にかけての東九州地域には、有力な血液や血管に関する医療機器を製造する企業が多数立地し、更なる設備投資が進められるなど、国内でも有数の医療機器産業の生産・開発拠点として成長しています。

東九州地域で生産されている医療機器は、今後、一層発展し、需要が拡大する可能性を秘めた産業分野です。また、医療関連産業は景気の変動に左右されにくい安定した産業ともいわれ、国の「新成長戦略」においても成長牽引産業として位置づけられており、この分野は今後の地域活性化の核となる産業としても期待されています。

そこで、東九州地域において血液や血管に関する医療機器産業の一層の集積とこの集積を活用した地域活性化を促進することを目的として、平成22年10月25日に、宮崎県と共同で、「東九州地域医療産業拠点構想(通称;東九州メディカルバレー構想)」を策定しました。

この構想を具体化するため、国内はもとより世界に向けて情報発信することにより、血液や血管に関する医療に留まらず、他の医療分野に関連する医療機器も含めた幅広い医療産業の一層の集積と地域活性化、アジアに貢献する医療産業拠点化を目指しており、平成23年12月には、国より「東九州メディカルバレー構想特区」として地域活性化総合特別区域計画に認定され、国の後押しを得ながら、両県をはじめ、関係大学、企業が一体となって取り組んでいます。

第3期計画の認定

第2期計画の終期が令和4年3月末であったことから、今後も引き続き構想の推進を図るため、新たに第3期の計画(令和4年度~令和8年度)を策定し、令和4年3月25日に認定されました。

第3期計画では医療現場や大学との一層の連携、海外展開の拡充を図ることとしています。今後も大分・宮崎両県の産・学・官がしっかりと連携し、東九州メディカルバレー構想を推進していきます。

大分県における4つの拠点づくりのご紹介

東九州メディカルバレー構想を推進するうえで、大分県では4つの拠点づくりに取り組んでいます。

  • 研究開発の拠点づくり
  • 人材育成の拠点づくり
  • 血液・血管に関する医療拠点づくり
  • 医療機器産業の拠点づくり

医療関連産業への参入・製品開発等を目指す企業のために大分県が行っている代表的な支援スキームをご紹介します。

医療関連産業への参入促進に向けた支援スキーム

大分県医療ロボット・機器産業協議会について

大分県では、東九州メディカルバレー構想に基づき、県内企業による医療・介護・福祉機器分野への参入を加速し、医療関連機器産業の拠点づくりを推進するため、「大分県医療産業新規参入研究会」と「大分県ロボットスーツ関連産業推進協議会」を結合し、平成28年4月1日に「大分県医療ロボット・機器産業協議会」を設立しました。

この協議会を通じて、医療・介護・福祉現場から幅広いニーズを発掘するなど外部リソースを活用し県内企業の医療関連機器産業への参入を加速化させ、医療関連機器産業の拠点づくりに取り組んでいきます。
大分県医療ロボット・機器産業協議会

大分県商工観光労働部 新産業振興室
〒870-8501
大分市大手町3-1-1(大分県庁舎本館7階)
次世代エネルギー・医療機器産業班

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