大分大学
機械・エネルギーシステム工学科 機械コース
助教
山本 隆栄
専門分野
非鉛系はんだ・多軸応力・クリープ疲労・寿命評価
研究概要
・非鉛系はんだの多軸クリープ疲労寿命評価法の開発
現在,一般的に使用されているはんだは鉛系はんだがほとんどであるが,今後環境問題の点から,鉛系はんだの使用は制限される方向にある.とくに,EC諸国では2008年から法的規制によって鉛系はんだは回収が義務付けられる方向にあり,非鉛系はんだへの移行は期限を限った技術要求となっている.電子デバイスのはんだ接合部は,温度変化に伴って多軸応力下でクリープ疲労損傷を受けるが,現時点では精度の高いはんだの多軸応力下におけるクリープ疲労寿命評価法が存在せず.そのために同評価法の開発が強く求められている.本研究では,非鉛系はんだのSn-8.0Zn-3.0Biを用いて,引張・圧縮,繰返しねじり負荷の多軸応力下でのクリープ疲労試験を実施し,高精度な非鉛系はんだの多軸応力下でのクリープ疲労寿命評価法の開発を行う.
研究テーマ及び得意とする技術
・本研究の成果により電子デバイス接合用はんだの非鉛化が大きく前進し,鉛公害を減少させる社会的貢献が期待できる.また,本評価法は,強度特性が優れた非鉛系はんだ新材料の開発を合理的に行うことにも繋がる.
産学連携の実績及び研究提案等
金属材料の疲労破壊,応力解析
キーワード
非鉛系はんだ・多軸応力・クリープ疲労・寿命評価
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