大分大学
医学部 呼吸器・感染症内科学講座
教授

門田 淳一

専門分野

呼吸器内科学・感染免疫学

研究概要

1.難治性緑膿菌感染症を制御する治療法の開発

緑膿菌は呼吸器系に侵入し難治性気道感染症や肺炎を惹起する重要な菌である。呼吸器系に侵入する際に緑膿菌は,自身の線毛蛋白を用いて気道上皮に接着し,twitching motilityという運動で気道上皮表面を移動することで感染巣を拡大する。従って,線毛による気道への付着やtwitching motilityを抑制することによって緑膿菌感染を制御することが可能である。線毛に対するワクチンの開発やtwitching motilityの機能を抑制するマクロライド系抗菌薬の新薬の開発あるいは遺伝子機能を阻害する治療法の開発を目指す。

 

2.慢性気道炎症の治療薬の開発

喘息をはじめとする慢性気道炎症にぺリスチンの関与が指摘されており、それを標的とした治療法の開発を目指す。

 

3.在宅人工呼吸器の開発

従来の在宅人工呼吸器よりも小型で軽量の本邦初の非侵襲性人工呼吸器の開発を目指す。

 

研究テーマ及び得意とする技術

1.難治性緑膿菌感染症を制御する治療法の開発

細菌の培養,免疫学的実験手技,電気泳動法,動物実験手技,動物モデルの作成など

 

2.慢性気道炎症の治療薬の開発

細胞培養、PCR法など

 

3.在宅人工呼吸器の開発

大分県の企業との連携で、試作機の作成や臨床試験の手順の作成など

 

産学連携の実績及び研究提案等

・大分県の企業との連携で人工呼吸器の試作機作成

・ワクチンの企業との連携で緑膿菌ワクチンの開発

・大分県国保連合会審査委員,NPO法人感染制御大分ネットワーク(ICON)理事長,大分県感染症対策連絡会議委員,大分県エイズ対策専門家会議委員,大分県感染症発生動向調査企画委員会委員,厚生労働省請負事業施設内感染対策相談窓口責任者

 

キーワード

緑膿菌感染症の制御・線毛蛋白・twitching motility・ワクチン・高齢者肺炎・慢性気道炎症・ペリオスチン・マクロライド系抗菌薬・人工呼吸器

 

専門分野

呼吸器内科学・感染免疫学

 

所属部署

呼吸器・感染症内科学講座(公式HP

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