大分大学
福祉環境工学科メカトロニクスコース
准教授

池内　秀隆

専門分野

歩行・床反力・力計測・生体計測・３次元動作計測

研究概要

(1)人間の歩行の力学的特性の計測

　人間の歩行の力学的特性を計測し，特徴を解析する。歩行の力学的特性とは，歩行中に人間に作用する唯一の外力である床反力，すなわち床と足の間に作用する力とその作用点のことをいう。歩行中の運動の源となる人間と外界との接触力は床反力のみであり，床反力を工学的に調べることにより歩行等の運動のさまざまな特徴の解明が期待できる。床反力の測定には床反力計（フォースプレート）が用いられる。さらに，体に貼り付けたマーカの３次元位置を算出できる３次元動作解析システムとの組み合わせで，身体各部の運動と同期したデータを収集することができる。これらのデータは身体リハビリテーションの評価や方法の検討などに応用できる。現在，これらのシステムを用いたリハビリテーションの評価解析について外部機関と共同研究を行っている。